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    一年を振り返る(その5)

    Posted by 小笠原清基(おがさわらきよもと) on 31.2019 日記   0 comments
    多くの講演会や体験会をさせていただきました。

    外国籍の方向けの講座が多かったように思います。

    よく、事前に原稿がほしいといわれます。

    それは、伝統文化の翻訳が難しいからということのようです。

    たしかに、多くの伝統文化の方々はあえて難しい言葉を使うように思います。

    難しい言葉が権威付けなのかもしれません。

    しかし、難しい言葉を誰でもわかるように伝えることが出来るからこそ、そこに謙虚という言葉があるのではないかと思います。

    謙虚とは、奥ゆかしさということではなく、実力があるがそれをひけらかすことなく、必要に応じて出すということです。

    深い知識と理解があるからこそ、聴衆に応じて言葉の使い分けができるのだと思います。


    研究発表ではないので、聴衆の反応を見ながら言葉を変えていくことが大切だと思うので、いつも原稿は用意をしません。

    様々なテーマでお話をさせていただくと、小笠原流の神髄というものが少しずつ見えてきますし、質疑では、今の方々がどのような考えを持っているのかもよくわかります。

    常に、稽古ととらえ、多くを学んでいます


    一年を振り返る(その4)

    Posted by 小笠原清基(おがさわらきよもと) on 30.2019 日記   0 comments
    本年は様々な物を作製いたしました。

    まずは

    かしこい子どもに育つ礼儀と作法ーよくわかる小笠原流礼法

    こちらは、昨年に行いました”小笠原流展”の際にお声がけをいただき、出版の運びとなりました。


    20191101reigi

    販売開始から一か月で重版となりました。

    その他にも

    キーホルダー
    イラスト
    きよもん

    keyholder-111


    御朱印帳

    クリアファイル

    箸置き

    風呂敷

    組みひも

    BUDO
    ※何とか増刷してもらいました

    弽袋や大風呂敷、射籠手、浮世絵などなど


    小笠原流が商売を始めたと思う方も多くおられると思います。

    言い訳はしません。

    そう思うのであれば、それが真実なのでしょう。

    我々の考えと、受け止める側の考えは異なることがあっても仕方がないことだと思います。

    近年、道具の高騰、国内外への対応、神事を行うにあたり環境の変化など様々なことが、これまでとは変わってきています。

    それらに対応しながら、継続的に流儀をつなげていくためには多くのことをしていく必要があります。


    どのようなことも、当事者でなければわからないことが多くあります。

    とはいえ、全てを理解していただく必要も無いと思います。

    ただ一つ

    理想だけでは出来ない現実があるのです。




    一年を振り返る(その3)

    Posted by 小笠原清基(おがさわらきよもと) on 29.2019 日記   0 comments
    本年は非常に多くの行事を執行させていただきました。

    毎年恒例の行事以外には


    5月19日;小倉城にて流鏑馬

    8月1日;宇佐神宮にて流鏑馬

    9月28日、29日;熊本城で流鏑馬

    10月13日;出水神社にて武田流と流鏑馬

    10月20日;熱田神宮にて流鏑馬

    10月27日;旭区にて流鏑馬

    10月27日;饒津神社にて百々手式

    12月1日;田原本町にて流鏑馬


    恒例の行事であったとしても、令和元年の行事は後にも先にも唯一一回です。

    令和二年の行事も後にも先にも唯一一回です。

    行事とは、こなすのではなく、常に一回一回を誠心誠意、一生懸命奉仕することが大切だと思います。

    行事が多くなると次があるからいいやという気持ちが少なからず出てくるものです。

    そうではなく、全身全霊をもって、どのような行事であれば奉仕をすることが大切です。

    行事に差は無いのです。

    もちろん、新しい方にも奉仕をしていただかなくては次が育ちませんので、様々な方に奉仕をしていただきます。

    新しい方が出ているから軽んじているわけではありません。

    新しい方がでるということは、それを補うだけのことをしていますし、そもそも、真剣に奉仕することが大切ではないかと思います。

    そこに、新人も熟達者も無いのではないかと思うのです。

    むしろ、新人の方が一生懸命です。

    慣れや油断も無く、全身全霊をもって奉仕しているので、その姿こそ神事の奉仕としての姿のように思います。


    現代は、許容が無い時代になっています。

    それがゆえに、結果主義へとなっているように感じます。

    結果も大切ですが、そこに向かう心持はもっと大切なことだと思います。






    一年を振り返る(その2)

    Posted by 小笠原清基(おがさわらきよもと) on 27.2019 日記   0 comments
    今年は海外に多く行きました。

    タイ、フランス、アメリカ(ミネソタ州、カリフォルニア州)


    私は行きませんでしたが、

    フィンランド、ポーランド、ロシア


    タイとフィンランドは別ですが、残りの四か国は稽古でした。

    弓の稽古や礼法の稽古など


    私はだいたい一人で渡航します。

    なので、全てを一人でやります。

    準備、片付け、講演、解説、演武、着付けなど

    誰も相談できる人はいません。

    海外の方々は非常に熱心なので、ひと時も休まる時がありません。

    全ての行動を見られているからです。

    そんな環境に身を置くと、実力というか地力が必要だと強く感じます。

    多くの経験をさせていただくことで、自身の成長につながっています。


    ある門人の方から

    なぜ、海外に行くのか?

    と聞かれたことがあります。

    まさに、答えはそこにあります。

    道、つまりは人の道を歩むための術として弓であり、馬であり、礼法などがあります。

    道を究めるために、様々な環境に身を置くことが必要と思うからです。

    守られ、決められた上にいるだけでは、道は究めることはできません。

    繰り返しの稽古から少し出た時に、新たな気づきがあり、そしてそれを使って繰り返しの稽古をしていくことでより深く探究できるのだと思います。


    私は挑戦という言葉が嫌いです。

    挑戦とはある種、無責任な言葉のように感じるからです。

    難しいことをしているので失敗しても許してね

    そんな言い訳が裏にあるように感じるからです。


    例えば、自分の車をある方に『運転を挑戦させてほしい』と言われて、車を貸すだろうか?


    ”何かをする”

    ということであって、その結果は全ての自分の責任においてすべきなように思う。



    一年を振り返る(その1)

    Posted by 小笠原清基(おがさわらきよもと) on 25.2019 日記   0 comments
    今年は色々ありました。


    よって、何回かにわけて一年を振り返ろうと思います。


    今年の目標は『深海のようになる』

    でした。


    深海というのは、流れが無いために多くの歴史が溜まっています。

    古代生物が生存していたり、古代の遺物があったり、新しいゴミもあったり

    つまり、古いものもあり、新しいものもある

    伝統文化と類似するのではないかと思うのです。


    古きものをしっかりと学び、今の時代というものもしっかりと学ぶ

    その結果として流派としてありようが見えてくる

    この目標のために、高弟といわれる方々との稽古の時間を多くとった一年でした。

    そんな稽古の時間なんて取れるわけが無いと否定的な方もいましたが、必要なことはしっかりと行っていくことは重要だと思います。

    簡単にできることばかりしていても発展は無いのです。


    かつてはどのようにしていたのか、今はどうなっているのか

    その変遷を知ることで、文化の流れを知ることができます。

    なぜ、そのような変遷をとるという判断になったのかを知ることは重要です。

    そして、海外の方々と直に触れあうことや、今の時代が求めているものが何であるのかを知ることも重要です。

    新しいことをするためにはより一層、歴史も学ぶことが必要だと強く感じます。

    多くを学ぶことで様々な実力を上げていくことにつながっていくように思います。

    身体的な問題があるために、思うような稽古はできないですが、そのような中でも着実に前に進んでいるように感じます。

    来年は自身の得た経験を共有することが課題です。


      

    プロフィール

    小笠原清基(おがさわらきよもと)

    Author:小笠原清基(おがさわらきよもと)
    1980年生まれ。
    弓馬術礼法小笠原流31世小笠原清忠宗家の長男。
    3歳で稽古を始め、小学5年で鎌倉の鶴岡八幡宮で流鏑馬神事の射手を務める。
    大阪大を卒業後、筑波大大学院にて神経科学博士を取得。「家業を生業にしない」という家訓があり、現在製薬会社の研究員。
    NPO法人小笠原流・小笠原教場 理事長
    一般社団法人日本文化継承者協会 代表理事
    一般社団法人蛍丸記念刀剣文化遺産伝承会 顧問
    日本女子体育大学弓道部 監督

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